ケーススタディ その1

昨日のPMIセミナーでお約束しました、残りのケーススタディをオルタナブログにアップしました。ちょっと長くなりましたが、読んでいただければと思います。

芝本秀徳の『プロジェクトマネジメントの守破離』:見積もりのバッファは許すべきか?

ケース1:見積もりのバッファを許すべきか?
いまプロジェクトは計画の策定中です。要求仕様がほぼ固まり、工数見積もりを出さなくてはなりません。あなたはプロジェクトマネジャーとして、各サブチームのチームリーダーに、工数見積もりを出すように指示しました。

きょうはその工数見積もりのレビューです。工数自体は担当者に見積もらせました。レビューは、プロジェクトマネジャーであるあなたと、各チームのチームリーダーが参加して行ないます。

必要なタスクの一覧とそれぞれの担当者、そのタスクに必要な工数が記載されています。そのなかで、武田さんのタスクがほかのメンバーと比較して、「ちょっと余裕を見すぎているな」という印象を持ちました。武田さんは技術力もあり、他のメンバーよりも生産性は高いはずです。しかし、他のメンバーと同等、もしくは少し低いくらいの生産性で見積もっています。

「武田さんにしてはちょっと多すぎないか」とチームリーダーに聞いてみると、「そうですね。すぐに修正させます」と答えました。

あなたがプロジェクトマネジャーなら、どのように判断しますか?
すぐに修正させますか?
それとも、そのままにしておきますか?

2 thoughts on “ケーススタディ その1

  1. 株式会社SJI 栗本直樹

    8月29日の講演では興味深いお話をたくさん聴かせていただきありがとうございました。
    見積もりバッファについては、やはり相手を見るものなのですね。
    本日メンバではないですが、PMの提案見積もり資料のレビューで、レビューする側のリスク分へのコメントが多種多様で面白かったです。バッファを隠す相手ばかり経験した人、オープンにする人ばかり経験した人で見積もりに対する考え方がずいぶん違うのですね。
    やはり人間を相手にしているんですよね。改めて芝本さんの回答を見て思いました。

    1. 芝本秀徳

      栗本さん、29日はありがとうございました。
      こういう問題は答えがないのでむずかしいですね。
      そこにプロジェクトマネジャーの人間を観察する眼というものが問われます。さらに、栗本さんのおっしゃるように、人は自分の経験に引っ張られがちなので、できるだけフラットに人を見るようにもしないといけないところがまたむずかしいところです。

      プロジェクトマネジャーという立場はどこまでも人間を相手にする仕事だと思います。

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