バリューエンジニアリング アジア大会 レポート

ご無沙汰しておりました・・・。

7月からブログもメルマガも書けないほど、たくさんのご依頼をいただき、忙しくしておりました。やっと少し落ち着いたので、近況報告です。

先週、10月21日、22日は、バリューエンジニアリング(以下、VE)のアジア大会にスタッフとして参加しました。1年近くにわたって実行委員として関わらせていただいて、とても貴重な経験を積むことができました。

バリューエンジニアリングのカンタンな解説はコチラ

この大会には毎年参加していますが、今年は例年とはまったくちがったものになりました。それは「国際大会」であるこということ、そしてもう一つは「サービスへの広がり」です。

日本で初のアジア大会

今年はアジア大会ということで、世界各国からバリューエンジニアが集まりました。VEは世界中に広がりを見せていますが、各国ごとに特徴があります。アメリカでよく利用されている技法が日本ではあまり馴染みがなかったり、その逆もあるわけです。今回の大会では、例年以上に国際交流が行なわれ、技術・知識・ノウハウの交換がなされました。

基調講演は「地頭力」で有名な細谷功氏。「組織の劣化とどう戦うか?」というテーマでお話しをいただきました。海外からの参加者からも「非常に興味深い」「ためになった」と大好評でした。

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初日のネットワーキングパーティーにて。左からドイツVE協会会長 Marc Pauwel氏、SAVEインターナショナル前会長Craig Squires氏、私、細谷功氏、表情筋トレーナーの内田佳代さん。

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サービスやソフトウェアへの広がり

そして何よりも、VEの「サービス」や「ソフトウェア」への適用の可能性を感じることができた大会でした。

これまでVEはモノづくり、クルマ、建設、公共事業の世界では知られていたものの、ソフトウェアやサービスの分野では、ほとんど知られていませんでした。しかし、この国際大会では「サービス分野における魅力機能とVE」をテーマとしてパネルディスカッション、「飲食サービス業界におけるVEの新たな視点と活用事例」の発表も行なわれ、VEの活用範囲の拡大を感じさせるものでした。

サービス分野における魅力機能とVE パネルディスカッション

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発表する歯科衛生士の内田佳代氏、モデレータは横田尚哉氏

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会場から活発な質問や議論がなされ、サービス分野への期待の高さを感じることができました。

飲食サービス業界におけるVEの新たな視点と活用事例
株式会社サイゼリヤ 谷佳憲氏

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飲食業界という、これまでにない適用事例は、全国のVEerに大きなインパクトをもって受け止められました。

VEを活用したソフトウェアプロセス改善のステップと技法

私は研究論文として提出した「機能的研究法によるソフトウェアプロセス改善のステップと技法」が入選論文として選ばれました。論文の要旨を抜き出すと・・・

収益が見込めるコストで、市場にタイミングよく、安定した品質のソフトウェアを提供するには、安定した開発プロセスの確立と、継続的なプロセスの改善が欠かせない。その改善のアプローチとして、ソフトウェア業界のなかで広く導入されてきたのが、CMM/CMMIに代表される「能力成熟度モデル」をベースとした改善アプローチである。
能力熟成度モデルをベースとした改善アプローチは、成功したプロジェクトが備えるプロセスをモデル化し、モデルとのギャップを埋めることで、プロセスの改善を図ろうとする方法である。この方法は広く受け入れられ、効果を上げてきた。
しかし、この能力成熟度モデルによるアプローチは、「コストと時間がかかりすぎる」「現場の主体的な取り組みになりにくい」「手段の目的化」などの課題が挙げられている。
そこで本論では、プロセス改善に機能的研究法を持ち込み、機能の視点に立ったプロセス改善のアプローチと技法について提案するものである。

何が言いたいかというと、「機能」という視点をプロセス改善に持ち込むことで、これまでのアプローチの有効性がさらに高まり、「現場主導」の改善が可能になりますよということです。

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立派な楯もいただきました。
一年近くにわたって企画、準備段階から関わらせていただきましたが、終ってしまうとアッと言う間でした。しかし、今度はまた来年のアメリカ大会に向けて準備を始めなければなりません・・・。
明日はまた別の報告をしますね。

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