0を0.1にすること
&刊行記念セミナーのお知らせ

3月15日(木)に、紀伊國屋新宿南店さんで、新刊『頭の回転数を上げる45の方法』のイベントが開催されました。立ち見がでるほどのお客様に参加いただき、とても楽しいイベントになりました。ありがとうございます。

当日は、共著者の久保憂希也さんとのフリートークと、
参加いただいたみなさんからの質問に答える形でお話をしました。

そのなかで、

日ごろ仕事をする上で、いちばん気をつけていることは何ですか?

という質問をいただき、その答えとして

「最初の1を限りなく小さくすること」
「段階的に洗練していくこと」

というお話しをしました。


仕事、ビジネスで、いちばんむずかしいのは、「0を1にすること」です。無から何かを生み出すのがいちばんむずかしいし、苦しい。それに比べると、1を2にしたり、5にしたりするのは、とても易しいことです。ないものを生み出すより、あるものを洗練していくほうが、はるかに簡単だからです。

『頭の回転数を上げる45の方法』にも書きましたが、何かを生み出すプロセスでは、「段階的に洗練する」ことが大切です。

家を建てるときに、いきなり「トイレの棚はどちらの壁につけようか」とか、「便座はU字型にするか、それともO字型にしようか」と考える人はいませんよね。家全体のイメージはどんなふうにするのか、間取りはどうしようか、部屋の構造はどしようかと、全体からだんだんとブレークダウンしていくはずです。これはどんな仕事でも同じことです。でも、いざ自分の仕事となると、いきなり細かいことから考えてしまって、森に迷い込んだようになってしまう。

たとえば、文章を書くときも同じです。文章がなかなか書けない、苦手だという人は、書き出しから、一文字、一文字、文章をつないでいこうとします。始めから、最終形を書こうとするわけです。けれど、文章がつながらなくて、ウンウン唸っている。しかし、プロの作家であっても、最初から完璧な文章を書くわけではありません。

文章を書くのであれば、構成から考えればいい。自分の言いたいことを、箇条書きにするのでもいい。構成を考えながら、「あ、ここではこんなことを言いたいな」と思いついたら、それをメモしておけばいいんです。メモするときも、うまく書こうとするのではなく、思いついたまま文字にすればいい。文章になってなくていいんです。

とにかく「0の状態から抜け出すこと」が大事なんです。0を1にする必要もない。0.1でも、0.01でもいい。とにかく、最初のスタートを限りなく小さくすること。最初から0を1にしようとか、5にしようとかすると、挫折します。0.1でもいいから、形にすること。そうすれば、そこに足したり、洗練したりするのは、ずっとラクになります。


久保さんからも「実際、原稿もそうやって書いてるの?」と質問がありました。

もちろん、今まで書いた本は、すべてそうやって書いています。本を書くときは、構成も最初から完璧にしようとはしません。原稿は最初は、思いっきりラフに書きます。勢いに任せて書く。そして、一度書いた原稿を見ながら、もう一回書く。説明を足したり、冗長な部分を削除したり、表現を工夫したり、順番を入れ替えたりします。なので、私の本はすべて2回、書いているようなものです。

天才的な人は、最初から完璧なものが出来るのかもしれません。しかし、私たち凡人は、1回目よりも、2回目のほうが、よりよいものを作ることができます。私はモノづくりをしてきて、経験的にそのプロセスの身に染み付いています。だから、1回目のものをできるだけ、小さく、早く作るようにしています。

さて、今度は『頭の回転数を上げる45の方法』の版元である、
ディスカヴァー・トゥウェンティワンさんでイベントがあります。


『頭の回転数を上げる45の方法』刊行記念 久保憂希也&芝本秀徳セミナー


開催日:2012年4月03日(火)19:30-21:00
ディスカヴァー・トゥエンティワン 
11F セミナールーム
〒102-0093
東京都千代田区平河町2-16-1 平河町森タワー11F

ビジネスに知識やテクニックは必要ですが、適切に使えなければ役に立ちません。適した文脈やタイミングでそのテクニックを使いこなす「土台」があってこそ、真価を発揮するのです。コンピュータに喩えれば、知識やスキルがアプリケーションソフトウェアであるのに対し、それを運用する土台はOSのようなもの。頭の回転が速い人は、このOSの性能が高いのです。この土台すなわち「素アタマ」を鍛えることで、知的運用能力がグンとアップし、どんな分野でも成果を出すことができるようになります。

本講演では、本書で紹介されている「素アタマ」のいい人の思考習慣やマインドを、守・破・離の段階にわけて具体的にご紹介します。
ビジネスパーソンとしてのステージを一段あげたい方、ぜひご参加ください。


今度は1時間半ありますので、さらに突っ込んだお話しができると思います。
ぜひ、ご参加いただければと思います。
お会いできることを、楽しみにしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA