上に追いつくのはカンタン


新社会人の人たちは、慣れない会社生活で、ちょっと疲れたころではないでしょうか。仕事をしている先輩や上司たちをみて、「自分はこの人みたいにできるようになるのだろうか」と不安になった人もいるかもしれません(逆に「大したことないな」と安心した人もいると思いますが)。私自身も、「こりゃ、いつになったら追いつけるんだ・・・」と、かなり不安に思ったものです。

たしかに現時点では、その能力には大きな開きがあります。社会に出て5年も一生懸命にやっていれば、かなりの能力がついているはずです。10年走り続けている人なら、ちょっとやそっとじゃ追いつけないぐらいの開きがあります。

しかし、今はそう見えても、追いつくことは実は難しいことではありません。先輩たちが5年かかってしてきたことを、あなたたちは3年、もしかすると1年ぐらいでできるようになるかもしれないのです。それは、先輩たちがしてきた試行錯誤をショートカットできるからです。

5年の経験があるとすれば、その8割ぐらいは試行錯誤です。いろいろと試してみて、うまくいく方法、うまくいかない方法をそれぞれ経験して、やっと5年後の今があります。あなたたちは、その試行錯誤の「結果」を受け取ることができます。もちろん、試行錯誤をゼロにすることはできませんが、7割ぐらいの時間をショートカットできるでしょう。そうすれば、先輩たちが5年かかったことを、1年や2年で手に入れることができます。

そのためには、上司や先輩を選ばなくてはなりません。その人が自分の経験を凝縮して伝えてくれるのか、ショートカットさせようとしているかどうかで、得られるものがまったく違ってきます。教えてもらおうとしても「自分で調べろ」「とにかくやれ」「経験が大事だ」という先輩はあてになりません。経験なんてイヤでもするのです。その経験の質を高めようとしない先輩は、先輩失格です。彼らは教えることができない人です。

直属の先輩や上司でなくてもいいのです。会社に一人ぐらいは、自分の経験を凝縮して教えてくれる人がいるでしょう。そんな人を探して、教えを請えばいいのです。探してもいなければ、本を読めばいいのです。いまは良質なコンテンツが山のようにあります。いくらでもショートカットの道はあるのです。

そしてショートカットして得た時間を、あらたな価値を生み出す工夫に使えばいいのです。

今は遥か遠くにいて、「イケイケどんどん」に見える人たちも、そんなに長くは続きません。どこかで安心するか、疲れてしまいます。そこであなたが歩みを止めなければ、抜こうと思っていなくても、いつの間にか自分の後ろにいることに気がつくでしょう。

しかし、その後には次の世代が続いていることを忘れてはいけません。そのときは、自分の経験を凝縮して伝えればいいのです。

そうやって社会は発展していきます。

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