テクニカルプログラム(論文発表)


さて、フロリダ滞在レポート第2弾、
いよいよ、論文発表です!

■ スピーカー&モデレータ ブレクファースト

当日は、朝の7時からスピーカー&モデレータの朝食会があり、
プレゼンの注意点を聞きながら朝食を食べます。
大会参加者には朝食がついているのですが、
スピーカー(発表者)の朝食は少しだけゴージャスなのです。

Speaker & Moderator Breakfast

■ ソフトウェア要件定義へのVEの活用

いよいよ、プレゼン本番です。
モデレーターの Renee Hoekstra が発表者の経歴を紹介してくれます。
国際大会の場で、会社名 Process Design Agent Inc. が紹介されるのは、
なかなか感慨深いものがあります。

そして、いよいよ発表です。
論文のタイトルは

Case of Value Engineering Application and Technique in Software Development

です。

この大会のInformation Technology部門で、
論文が採用されたのは私だけでした。

これが論文のAbstractです。

Value Engineering (VE) is not well‐known in the software industry. Considering the powerful potential and benefits of its use, this failure is a big loss. The major challenge for software developers is how to correctly understand the users’ needs and how to incorporate their ever‐changing needs properly into software systems. Value Engineering is a very effective method to resolve this problem. This paper discusses a VE technique to apply specifically in the software requirements development process and software requirements management process.

この論文の内容は、実際のソフトウェアプロジェクト、
特に要件定義プロセスに、価値向上の方法論 Value Methodology を適用し、
成果を上げたものです。

要件定義の持つ課題のうち、私が考えるもっとも大きなものが、

 ・要求は曖昧さを含んでいる
 ・顧客とエンジニアの共通言語が存在しない
 ・顧客が自分自身の「真の要求」を理解していることはまれである

の3つです。

これらの課題に対して Value Methodology を適用することで、

 ・Function という表現を使って曖昧さを減らすことができる
 ・Function が顧客とエンジニア、ステークホルダーの共通言語となる
 ・Functional Analysis を使って、顧客の「真の要求」を引き出す

ことができます。

実際のプロジェクトでは、要件ベースで40〜50%の工数を削減し、
functionベースで仕様化するため、
ユーザビリティの高いシステムの構築が可能となりました。
また、もっともコントロールがむずかしい「要件変更による影響範囲の特定」でも、
このアプローチは非常に役に立ちます。

さらにプロジェクトマネジメントに「Value」という概念を利用することで、
プロジェクトが生み出す成果を最大化することが可能です。

なんとか発表を終えると、モデレーターの Renee が
「VEとソフトウェアはとても相性がいい!これはもっと進めるべきだ!」
と言ってくれました。

国際大会での発表はとても刺激的で、楽しいものでした。
ただ聞くだけなのと、自分で発表もするのとでは、得られるものが違います。

ちなみにこのの写真は、私のあとに発表した内田佳代さんの様子と、
それを見守る横田尚哉さん。いい写真。

VEを学ぶことがなければ、こんな機会はなかったでしょう。
機会を提供していただいた横田尚哉さん、
いっしょに取り組んでくれた内田佳代さんに感謝です。

プレゼン後に、横田尚哉さん、内田佳代さん、モデレータのReneeと。

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