図面から、人と仕事へ VE全国大会

昨日、今日と、市ヶ谷でVE(バリューエンジニアリング)の全国大会が行なわれ、VEに取り組む企業、自治体などの団体が日本全国から、また海外からも多くの方が集まり論文の発表、講演、交流が行なわれました。バリューエンジニアリングは「価値工学」とも言われます。製品やサービスの「価値」を、使用者(顧客)が求める「機能」と、それにかかる「コスト」との関係でとらえ、構造化された手順で「価値の向上」を図る方法論です。

バリューエンジニアリングの特徴は、機能を中心として価値の向上を図るその考え方(機能的研究、ファンクショナルアプローチ)にあります。

バリューエンジニアリングは、1947年にアメリカGE社で開発され、1960年に日本に導入されて以来、主に製造業を中心に、まずそのコスト低減への効用が注目され、製品の開発などでも大きな成果を出してきました。

私はこの方法論に出合ってから、ソフトウェア要件定義、プロセス設計に、この方法論を適用してきました。VEはソフトウェア開発、プロセス設計との相性がいいのです。この成果は論文としてもまとめています。

このVE全国大会では、私のVE(ファンクショナルアプローチ)の師である横田尚哉さんと、国際大会でもご一緒したVE界の重鎮、佐藤嘉彦さんとのトークセッション「VEとは何だ! VE版白熱教室」があり、楽しみに出かけました。

300名近く集まった会場で、参加者から鋭い意見、質問が発せられ、お二人が答えていく形式で、まさに「白熱教室」というにふさわしい盛り上がりでした。

会場にはVE協会トップ、瀬口会長もいらっしゃいました。
今後のVEのあるべき姿について、

・会社、企業を構成しているのは人である。
 人の力、人間力をいかに活用するか、
 バリューエンジニアリングは、その答えである。

・これまでVEは主にハードを対象にしてきた。
 つまり図面を相手にしてきた。
 しかし、これからはソフト、人、つまり仕事を相手にしていかなければならない。

と語られました。

まさに、いま私が取り組み、推し進めようとしていることで、意を強くするとともに、VEに一生を捧げ、これまで広めてこられたトップが、VEは変わっていなければならないと説かれる姿に感動しました。

VE界の奥深さを痛感した次第です。

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